○バロック音楽は、ドラマチックに
今日から5日間は指揮者業に集中です。
楽譜の世界から、色を取り出す作業。
そして、魂を揺さぶるための具体的なエネルギーに変換する作業。
とにかく色々な表現、歌い回し、間合い、できることはなるべく試して、イメージを広げる。その中から、最もパワフルなものを見つける。
セレーノ・チェンバー第1回のプログラムは、僕にとっても全てが挑戦です。
これまで、イチ聴衆でしかなかった作品たちを、今回初めて演奏する側に回る。
クラシック音楽を演奏する者にとって、基本の”き”のように言われる作曲家たちかもしれませんが、生半可じゃない難しさ。
音以外何も記されていない楽譜。
無限に存在する表現のパターン。
常に複数のメロディが混在するポリフォニー。
正解の数も、無限にある。
その中から、今回限りの、
今、このメンバーでしかできない1つのベストな響きを探し出す。
素晴らしいメンバーと、満席のホールで、人生初のハイドンシンフォニーデビュー。
もちろん、ブランデンブルグも大好きな作品ですが、指揮をするのは今回が初めて。
幸せを噛み締めながら、ドラマチックでグルーヴィッシュな演奏を、必ずお届けします。
お楽しみに!!