初演企画第4回演奏会を終えて

土曜日の初演企画、
ご来場いただいた方から
たくさんご感想が寄せられました。

まだ、アンケートは読んでいませんが、
少しはやりたかったことが伝わったかなと思えて、嬉しかったです。

この様な企画に関わらせて頂いて
本当に感謝です。

人間の心なんて抽象的なもので、
完全にわかり合うなんて不可能ですが、

お互いに分かり合えたような
そんな気分になることは
できると思いますし、

それが大切なのかなぁと。

僕自身、
別に楽器が特別上手いわけでもないですが、
何でまだ音楽を続けてるのだろうと考えた時に、

音楽が人に与える影響力の可能性
というのもあると思っています。

本気の演奏に立ち会うたびに、
毎回未知の体験に誘われる可能性。
これが面白い。

つい数年前まで、
上手い人が集まって
協力しあって楽しく演奏すれば、

それだけで十分いい演奏になるだろう
と思ってましたが、

オーケストラやアンサンブルは、
そんな生易しいものではなかった。

もっと複雑で、心が入り組んでる、
もはや1つの生命体です。

そう思うようになってから、

僕が関わるコンサートの最終目標は、

「メンバーもお客さんも、
僕と関わった全ての人が、

“もう一度やりたい!”
“もう一度あの音を聴きたい!”
と思うコンサート」

に、シフトしてきました。

そう思えるコンサートって、
多分一生心の片隅に
良いイメージとして残り続けて、

その人の人生になんらかの影響を
与え続けると思うんです。

僕には
とりわけ音楽的な才能が
あるわけでもないけれど、

そんな活動を続けられるのなら、
自分の存在意義も出てくるのかなと。

それまでは、
演奏のクオリティばかりに
気を取られてましたが、

クオリティを上げる、ということは、
この目標を達成するための
手段の1つでしかないんですよね。

クオリティ自体が目的になると、
本末転倒、
音楽の意味がどっかへいってしまう気がします。

今回の演奏会を通して、

何故かは分からないけど
もう一回やりたい!

とか、

またこの音を聴きたい!と感じて、

あの時の興奮が
心の片隅に少しでも残ってる人が
いたとしたら、

嬉しい限りです。

さて、数年前から
僕が撒き続けてきた新種のタネが、
色んなところでようやく
芽を出し始めそうな予感がしてきました。

どんな花が咲くのかは、僕にもわかりませんが、
これからの人生が楽しみです(^^)

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第4回初演企画 無事終演!

【素敵な音楽の条件!】

初演企画第4弾コンサート、ほぼ満席のお客様にご来場いただき、無事終演いたしました。

演奏会に関して、
僕は、個人的に反省点だらけですが、

来ていただいたお客さんも、
乗ってくれてたメンバーも、
概ね大満足していただけたようで、

少しホッとしております。

愛弓ちゃんと、小松の初演二作品も
本番の演奏は素晴らしかった!

今回は、指揮をしながら
最後まで超冷静な自分がいて、
昔みたいに音楽を純粋に楽しめなくなったのかなと、少し悲しくなりましたが、

それも、大人になったということなのでしょうか。

こんなにも、本番の記憶が全て残っているのも、初めてかもしれません。

自分的には、ちょっと冷めてたかな?という反省ですが

それでも、
もらった感想が、単に上手だったとか、良かったよ、とかではなく、

本当に感動しました!とか、言葉になりません!という声をたくさん頂いたのが、嬉しかったですね。

客席でシェヘラザードを聴きながら涙を流していた方がおられたというのも聞いて、ほんと音楽家冥利につきると思っています。

本当に素敵な音楽というのは、理屈なんてものはなく、自然に笑顔や涙が溢れるものだと思います。

まだまだできないことだらけですが、
この原点を忘れず勉強を続けたいなと思います。

ご来場いただいた皆様はありがとうございました!
また何かご感想など頂けると、喜びます。

オーケストラのメンバーは、
お疲れ様でした!
音楽やってて良かったなと思える1日でした。ありがとうございました(^^)

また次回に乞うご期待!!

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第1回ミュージックサロンパーティin神戸 終了!

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p1040390【第1回ミュージックサロンパーティin神戸 大盛況で終了致しました!】

第1回目の企画でしたが、
ご自身が音楽を演奏されている方から、
趣味として音楽に生きておられる方、また、音楽は好きだけど、ピアノの生演奏を聴くのが初めて、という方まで

幅広い層の方々、25名に参加して頂けました。

初めは、初対面同士のテーブルもあり、少し硬い空気もありましたが、

音楽という、共通の話題を持つ同世代の仲間ということもあり、

すぐに話も弾んだように思います!

今回演奏を披露して頂いたのは、
スペシャルなピアニストのお二人。

1人目の木口雄人さんは、
現在、音楽の都ウィーン在住で、
この秋からウィーン国立音楽大学の大学院で研鑽を積まれます。

今回は、一時帰国中にタイミングが合い、演奏をしていただけることに。

ショパンやプロコフィエフなど、本格クラシックから、耳馴染みのある曲まで、

木口さんらしい、透明感ある美しい音色で会場を包んでくれました。

ウィーンのお食事事情の話も、面白かったですね。

もう1人のピアニストは、
左手のピアニスト、有馬圭亮さん。

日本でも数人しかいない、
片手だけの演奏家です。

今回が片手のピアノ演奏を聴くのが、
初めてという方も多く、

左手一本で
時間と空間を自在に支配してしまうような圧巻の演奏に、会場が一体となって、魅了されました。

主催者としては、
お食事をしながら、お酒を飲みつつ
のんびりふわっとした空気で、
クラシックを楽しんでもらおうと考えていましたが、

あまりに聞き惚れる演奏で、
皆さん手が止まってしまい、
集中して聴いていただいていたように
思います。笑

その後の交流会も、大変盛り上がり、
あっという間に3時間が経ってしまいまいました!

今回、惜しくも参加できなかった方は、
また次回、是非ともお待ちしています!

次回以降のパーティで
演奏してくれる!という、演奏家も
募集します!

今回参加して頂いた皆様方は、是非ともご感想などをシェアしていただけると
大変嬉しいです。

それでは、次回、乞うご期待!