“君は心がまっすぐで、博識で、聡明で、器が大きくて、大志をもって努力できる。だからダメなんだよ。”
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今日は、日頃からお世話になっているご夫妻のお出かけにお供してきました。
とっても仲良しでお二人ともユーモラスで、毎日楽しく生きておられて、僕の中では理想のご夫婦No.1。
自分も50年後あんな風になれたらいいな、なんて思ったり。相手がいるのかは謎ですが。笑
たぶん誰よりもオモロイ人生になる自信はあるんですけどね。
さて、冒頭の言葉は、今日一番ドキッとした言葉。
一見もとい一聞、意味がわからないんですが、話を聞いて、すっごく納得しました。
“心がまっすぐな人は、善悪を正しく判断できる。
博識で聡明な人は、ことの真理を正しく分析できる。
器の大きな人は、相手の器のサイズをきちんと推し量ることができる。
大志をもって努力をできる人は、大志をもって努力することの重要さを理解している。
人生を豊かに生きるために、どれも重要なことであるのは確か。
ただ、全ての人間が、これらの力を持ち合わせているということはありえない。
世の中には、まっすぐな心になりたくてもなれない人、博識で聡明になりたくてもなれない人、器を広げたくても広げられない人、大志を抱きたくても抱けない人、努力したくてもできない人がいる。
これらができてしまう人は、できない人を無意識にダメな奴だと判断してしまう。
その心が、一番ダメなんだよ。”
という事でした。
言われてみれば、ダメな奴のレッテルを作るのはいつも決まって、デキる人間です。
教育の現場でもそう。
そんなことをしていたら、本当の意味での和合なんて生まれない。
真のリーダーに一番必要なのは、ダメな奴を心から許す力。
ダメな人は、ダメなのでリーダーにはもともとなれないし、人の上に立つ人間っていうのは能力があるからその立場に必然的に立つ運命にあるけれど、多くのダメな人たちのおかげで、この世界が成り立ってることを忘れずに、常に感謝をしないといけない。
自分にとってどんなに都合が悪かったり、迷惑をかけられたり、役に立たなかったとしても、その存在に感謝して全てを受け入れる心。これが真のリーダーに一番必要な心。それができることで、初めてリーダーとして、心の平安を保つことができる。
まあ、ざっくり書くとこんな感じ。
僕の言葉で僕が理解したことですが。
実はこれは、仏様の教えの中で出てくるそうなのですが、
少しドキッとしました。
指揮者としての心構えにもきっと必要なこと。
まだまだ、学ぶべきことがありそうです。
どちらかと言えば、僕はまだまだ普通のダメな奴寄りですけどね。笑
P.S
丸尾くんのピアノ素敵で、癒されました。
音符を正確に並べられることなんて、結果論であって、ドラマが伝わる演奏であることが一番大事。
また面白いこと一緒にやりたいな。