ちょっとだけ周りで絶対音感テストが話題になってます。
8つの音の判断テストだけで、判断できるのかって。
確かに、単音が3択から選べて精度が上位0.01%というのは、違う気がしますが、先天性といえば、そんなものなのかもしれません
後天的に訓練して身につく人はもっと多いかなと思います。
もちろん遺伝的に訓練しても身に付かない人もいますし、無くても音楽家として問題ないと思いますが、
指揮者としてはあると便利だったりします。
新曲を振る時など、一瞬スコアを見失っても、音を聞けばすぐにどこかわかりますからね。そんなことにならないように、1回目から暗譜しとけって話ですが。絶対音感ないと、古典とかで転調したときとかきついよなと。
僕自身音がわかるようになったのは高2で、家族はホルンをやってる弟だけ分かるという特殊な感じですが。
以前に、僕の高校の生徒も聞いてみたら、大体4人に1人は絶対音感持ってました。約25%です。
音、美、書からの音楽選択者ですし、学力的にも最上位層なので、偏った数字ではありますが、進学校のクラスの生徒は絶対音感の持ち主も多いようです。
何校も調べたわけではないですが、
学力との相関もあるのか、それとも進学校に来る生徒は育ちが上品で音楽経験が多いから絶対音感保持者が多いだけなのか、この辺り調べてみても面白いかもと思ったり。
生まれつき絶対音感がある人からすると、絶対音感が無い人の感覚はなかなか理解できないようで、
その差は、世界がフルカラーで見えてるのか、モノクロかというくらい、聴こえてる音の世界が違います。
僕はどちらの世界も経験がある希少種ですが、
モノクロ写真にはモノクロ写真の趣があるように、絶対音感無しで聞く音楽にもまた、良さがあったなぁと思ってます。
あの感覚を忘れてはいけないんですが、
一度身につくと音感を捨てられないもの。
なるべく”音楽”を聴くときは、音高を判断せず、音そのものを味わうように心がけています。
音感と、音楽の聴こえ方について、これは身近な人と話をするとそれぞれ全然違うので面白いですよ!(^^)